村田良平回想録(ミネルバ書房)を読み始めた。終戦直後に三高に入って、そのときポツダム宣言を読み直したときにその10項に”我らは日本人を民族として奴隷化せんとし、または国民として滅亡せんとするの意図するものにあらざるも云々”をみて、これは”日本人の奴隷化”を一度は考えた証拠だと考えた。いちいち奴隷化の文を入れることは必要ないしドイツに対してはこんな言葉は入れないはずだとある。高校または大学の教養課程あたりでこんなことを考えられる人なんだ。この先読むのが楽しみ。
おなしところに、GHQの焚書のことが書いてあった。この人はこの頃から知っていた。私は今年に入って、西尾幹二の”焚書図書開封”で初めて知った。
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