DVDで田坂具隆監督”土と兵隊”を見た。ちょうど今読んでいる、北村稔、林思雲"戦争を望んだ中国望まなかった日本 日中戦争”とかぶる。ゼークトが指揮をして作った運河とトーチカの防衛線を攻める日本軍兵士たちの映画。映画だけど当時作られたものだからある程度の記録になっていると思う。2級資料というのでしょうな。映画の中で、トーチカから撃つ機関銃が中国にしては高性能な、と見ていたら、本にはドイツ製と書いてあった。日本の兵士がトーチカに取り付いて、銃眼から手榴弾を投げ込んだことで、トーチかを制圧。中国兵が逃げ出した後に残っている鎖が映っている場面があったが、他の本にあったように、中国兵は逃げ出さないように、鎖に繋がれて戦ったということがよく分かった。また本の中で林さんが書いていることで、それは本当のことだとよく分かった。それにしても、"板垣征四郎と石原莞爾”を書いた、福井雄三さんにしろ、東京裁判史観というか、戦後の刷り込みから全く離れた人がここのところ現れてきたことは嬉しい。
映画の中では、兵士たちは、雨の中でもひたすら、歩き走る。服は、当然汗と、泥と、雨とでぐしゃぐしゃになっているはずだが、着替えはそんなにないはずだし、日本の補給の悪さはよく知られたことだし。どうしていたのだろう。
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