DVDで黒澤明“天国と地獄”を観た。なかなか面白いが時代か?犯人が恵まれない人間で金持ちを憎む設定。その犯人が医学生、いまインターン中。今の研修医が自分は貧しいと感じるだろうか。今後の金持ちが約束されていると考えて、誘拐事件を起こすことはなかろう。“三丁目の夕日”の詫間先生もその辺の居酒屋でたまに飲むのが楽しみだったようだが。武見太郎が喧嘩太郎と云われて、医者の診療報酬の拡大に戦っていたのが、ちょうどその頃、昭和30年代だったと思う。その頃は医者は金持ちの代名詞ではなかったということ。世の中変わった。
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