診療終了後、北浦和に行って、高校65歳同期会の幹事会&来られる人を集めての暑気払い。幹事の他に、宮川、増原、朝倉、膳亀、渡辺武、遠藤計14名、例によって一人来るたびに乾杯。結構ビールを飲むことに。帰りが心配だったが、懸川君と一緒だったので、タクシーを使わずに帰れた。幹事会でやることはすぐに終わったし、このメンバーとは楽しい酒だ。家に帰って、まだ起きていたので、司馬遼太郎作工藤栄一監督”梟の城”を見た。60年安保映画と見た。組織崩壊後の内部の対立と考えるとよく分かるし、死にそうになった秀吉を殺さない大友柳太朗、高千穂ひずるとの二人だけの新しい生活を求めて行くラストの甘さ。60年安保世代だなと思った。だがあの世代には結構かたくなな民主党支持がいて、民主党のおかしさをいっても一顧だにしないところがある。おかしな世代だと思うが、少年期に敗戦、価値観の転換があった世代だからかなと思う。工藤栄一の13人の刺客と較べると物足りない感じ。脚本は隆慶一郎だが、彼は映画に物足りなくなって、小説家になったのかのと思う。池宮彰一郎も同じか?大友柳太朗の台詞と演技を見ているとこの中に少し”一夢庵風流記”の前田慶一郎の感じがあると思う。秀吉の伊賀攻めで、大砲の弾が破裂するとことがあるが、あの頃はまだ鉄の球が飛ぶだけで、爆裂弾が無いはずだが、映画として面白くないからかな。
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