休みなので1日中家で。
佐々淳行“彼らが日本を滅ぼす”読了。80歳の遺書というだけあってなかなか言いたいことがしっかりと主張されていた。
”今の政治主導は、無知で無能で傲慢な政務官達が、世界に誇る日本の官僚システムを破壊している。そして天下り禁止、国会答弁、記者会見の禁止、日米交渉に次官以下の出席禁止という鞭は、前官僚を的にし、不作為による抵抗を招き、遠からず民主党内閣を崩壊させる。政務官試験を強く進言する。”
石原都知事の最初の公約、横田基地返還についてもどうなってしまっているのかと思っていたが、9.11の前日にペンタゴンで会談し横田の空域管制圏を大幅に日本に返還していただきたい次に日米合同の貨物機発着空港、さらに日米共同の民間空港と空軍基地にしてゆくという構想を話した結果、空域管制圏が日本に返還されその空域を使うことによって、羽田空港の第3第4滑走路から国際便が飛べることになったことを初めて知った。石原さん偉い。
夜になって、女房と映画“太平洋の奇跡”を観に池袋まで。大場大尉のことは知っていたが、どんな描き方をするのかと思って観にいった。封切り日の最終上映でかなり空いていたが、若い人が多めだった。映画は日米対等に描いてあって内容も良かった。日米が戦ったことを知らない若者が多いと言われている中、若い人がこういう映画を観るのはよいことだと思う。最後のクレジットにの原作の中に”タッポーチョ”とあって、この本読んだことあるぞと思い、家に帰って本を探したら出てきた。奥付を見たら昭和57年12月10日発行1000円だった。訳文が良く記憶的には日本人が書いたのだと思っていたが著者はアメリカ人だった。米人も敵を公正に評価できるところが優れていると思う。
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