今日は天皇誕生日。朝から国旗の掲揚。新聞を見ると、新芸術院会員に、ちばてつや・つげ義春、小澤征爾、五木寛之。なかなか良い選択。皆私の好きな人たち。早速蔵書のチェック。ちばてつや”あしたのジョー”全巻揃い。第1巻の奥付を見たら、発行日が昭和48年6月。1年前から仕事を始めて、お金に余裕ができてきて、もう大丈夫と思って買い始めたのだと思う。第1巻再読終了。やはり面白い。つげ義春のサイン入り本があったはず。北冬書房の本を持ち出したら、”七つの墓場”限定400部のNO41。発行日が1974年6月30日で2000円。このころは無駄遣いができるような、少し余裕ができてきたころなのだろう。と書きながら、たぶんつげ義春を最初に見た作品、たぶん小4のころ、浦和の小学校に面した氷川神社の神楽殿の上で同級生が持ってきた漫画を読んだ中に”最終電車殺人事件”があって、探偵の名が”ウンチハジメ”、もう今はできないが終電の窓からバットを出して置いてホームに立っている人を殺す話。仕事を始めてから買って見た記憶があって探したがすぐには見つからなかった。収穫はつげ義春選集 全10巻(昭和48年刊)が出てきたことと、昭和48年刊の上村一夫“同棲時代”が全6巻だったこと。今日は一日昭和48年の漫画で終わった。あと、小澤征爾、五木寛之も思い出がいっぱい。小澤征爾は父親の歯科医小沢開作が満州青年同盟で活躍という縁で満州事変の本を集めるきっかけになったし。卒業前に発売された五木寛之作品集、最初は買えなかったが、働き始めたのでもう大丈夫と思って、読み始めてのめりこんで、いろいろと思い出の多い人たちが芸術院の会員になってゆくということは、そろそろ私も引退の時期が近付いたということか。
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